解像度の計算は面倒⁉ そのお悩みズバリ解決します！【解像度計算ツール付き!!】

印刷用の原稿データを作る時、印刷方式や発注する印刷会社によって推奨されている画像解像度が異なることがあります。そんな時に自分が使用したい画像の解像度は足りているのか、どれくらいのピクセル数の画像だったら良いのかがパッとすぐにわかったら便利ですよね。今回はそういった時のための計算式をご紹介します。解像度計算ツールとしても、ぜひご活用ください!!

 

解像度を求める（この画像だと何dpiになるの？）

「手持ちの画像を〇〇cmに印刷すると、解像度は〇〇dpi相当になるのか」

【例】デジカメで撮影した画像 (横5,472px × 縦3,648px) で、横幅80cm の写真パネルを作りたい。この場合、解像度は何dpiになる？

「印刷サイズ」の横幅 ＝ 80(cm) にしたい
「画像サイズ」の横幅 ＝ 5,472(px) なので、

「解像度」は、5,472(px) ÷ 80(cm) × 2.54 ＝ 173.736 … 約174dpi

答え．解像度は 約174dpi 相当 になります。
　　　※当社の 写真パネル印刷 の場合では問題なく製作できる解像度です。

 

画像サイズを求める（何ピクセルの画像が要る？）

「解像度〇〇dpiで〇〇cmの大きさに印刷する場合、画像は何ピクセル必要なのか」

【例】印刷した時に画像部分が横20cm×縦15cm程度の大きさになるようにポスターを作成したい。印刷サイズでの必要解像度が300dpiの場合、最適な画像サイズは？

「解像度」＝ 300(dpi)
「印刷時のサイズ」＝ 横20(cm)×縦15(cm) なので、

「画像(横)」は、300(dpi) × 20(cm) ÷ 2.54 ＝ 2362.20… 約2,362px
「画像(縦)」は、300(dpi) × 15(cm) ÷ 2.54 ＝ 1771.65… 約1,772px

答え．「横2,362px × 縦1,772px」以上の画像を準備しましょう。

 

印刷サイズを求める（どのサイズまで伸ばせる？）

「手持ちの画像を解像度〇〇dpi相当で印刷すると大きさは何センチになるのか」

【例】お絵かきソフトで作成した 横2,894px × 縦4,093px のデータでタペストリーを製作したい。解像度は120dpi程度あれば問題なく印刷できるとした場合、どれくらいまで大きく作れる？

「画像サイズ」＝ 横2,894(px)×縦4,093(px)
「解像度」＝ 120(dpi) として、

「印刷サイズ(横)」は、2,894(px) ÷ 120(dpi) × 2.54 ＝ 61.256… 約61.3cm
「印刷サイズ(縦)」は、4,093(px) ÷ 120(dpi) × 2.54 ＝ 86.635… 約86.6cm

答え．印刷サイズは「横61.3cm × 縦86.6cm」です。
　　　※尚、これに一番近い定形サイズは A1（59.4cm × 84.1cm）です。

 

今回は「解像度の意味は分かってるけどインチ換算とかあるし面倒」という方や「そもそも解像度の意味がわからない」という方でも簡単に使える計算式をご紹介しました。
少しでもお役に立てれば幸いです。

 

さいごに

各印刷会社にも多少の差はあれど、入稿用データとして指定されている解像度は、基本的に商業レベル（間違いのない鮮明な）品質での案内になっています。「ちょっとこの画像じゃダメかな？」と思っても、それがポスターやパネルなど大きなサイズのものを少し離れた場所から見るような場合や、町内会やサークルなどのグループで使用するもので画像の品質にはそれほどこだわらないといったような場合には、多少解像度や画像サイズが足りなくても問題ないということが往々にしてありますのでお気軽にご相談されてみることをお勧めします。

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