パネル製作の掲示方法
目 次
パネル製作の掲示方法
1. フレーム付きパネルをそのまま展示する場合
パネルの周囲にアルミフレームを取り付ける場合(オプション)、上部の左右に三角形の金具が付いています。
この三角の金具を使って、壁に釘やネジ、またはL字のネジ(洋折れ)などで展示できます。
壁面が石膏ボードの場合は釘やネジがきかないので、下穴を開けてアンカーを取り付けてからネジやL字のネジ(洋折れ)を取り付けます。
石膏ボード専用のフックも便利です。
マグネットが付く壁面の場合には、マグネットフックが便利です。
※パネルの重量はアルミフレーム込みでA1サイズが約800ℊ、B0サイズでも2.1kg程度なので、フックの耐荷重は5kg/個×2個あれば安心でしょう。
2. フレーム付きパネルを吊り下げて展示する場合
同じくこの三角形の金具を使って、テグス・チェーン・ワイヤー・紐で吊り下げますが、さまざまなものが販売されています。
※チェーンで吊り下げる場合、チェーン単体ではフレームのフックに取り付けが出来ないので、「丸カン」と「Sカン」が必要になります。ネットでは吊り下げ用のチェーンと金具一式がセットになったものが販売されています。
クサリセット Sカン・丸カン付
※2点吊り(△型に吊るす形)ではなく、垂直に垂らした2本のチェーンでパネルを吊り下げる場合は、このセットが2つ必要になります。
※規模の大きな展示会では事前にパネル掲示用のチェーン等を準備してもらえる場合があります。展示会の出展要項などでご確認ください。
3. パネルをフレームなしでそのまま固定する場合
取り付け場所が釘打ち可能であれば、細めの釘もしくはネジで固定します。この場合、
パネルにきりやドリルなどで事前に穴開けをしておいた方がきれいに仕上がります。
また釘やネジが抜けないように、ワッシャーも付けておいた方が安全です。
パネルが小型で軽量のものであれば、針の長い画鋲やカーペット用の画鋲でも取付が可能です。
釘やネジを使わない場合は、両面テープや両面粘着シートまたは粘着付きマジックテープを使って壁面に貼付ます。
※クロス貼りの壁面などは、粘着品の貼付に適していません。
※パネルの背面は素材が紙なので、一度貼ると剥がす際にパネル裏面に跡が残ります。
両面テープの場合は、幅広(50mm幅程度)で、クッション性のあるものを使用します。
※パネルの大きさにもよりますが、A1サイズ(594mm×841mm)で、50mm×100mm程度にカットしたテープを6箇所ほど貼付すれば安心です。
ニトムズ 両面接着シート 100mm×100mm 2枚入り T051 10パック
粘着付きマジックテープも、幅広(50mm)のものが販売されています。マジックテープは位置を決めたり、掲示終了後に取り外したりする際にも重宝します。
※パネルの大きさにもよりますが、A1サイズ(594mm×841mm)で、50mm×100mm程度にカットしたテープを6箇所ほど貼付すれば安心です。
※クロス貼りの壁面などは、粘着テープの貼付に適していません。
※繰り返し展示するパネルを保管する時、粘着付マジックテープをご利用の場合は、フック面(オス・触ると痛い)を壁側に貼り、ループ面(メス・ふわふわしている)をパネル側に貼り付けてください。保管する際、ループ面であればゴミや傷が付きにくくなっています。
また取り付ける面が金属でマグネットが付く場合は、パネル裏面に糊付きのマグネットシートを貼り、磁力で取り付ける方法も有効です。
4.パネル単体(フレーム付きでない)を吊り下げる場合
簡単な方法としては、パネル上部の左右両端にそれぞれ穴を開けて、テグス・チェーン・ワイヤー・紐等を通して吊り下げる方法があります。
※パネルに直接取り付けるのではなく、Sカン(S字の形をした金具)などの金具を取り付けてから、そこに結びつけます。
※人が往来する通路の真上では展示しないようにしましょう。パネルの落下事故などに十分注意しましょう。
凹凸の面や両面テープがつきにくいコンクリート面には ↓ のブル・タックを利用する方法があります。チューインガムのような素材で凹凸に入りこみますし、綺麗に剥がれます。
ただ、パネルがどれくらいの時間、落下しないで貼り付いていられるかはパネルのサイズや重量、壁面の状態などでも大きく変わってくるため事前に検証しておくことをお勧めします。
5. 展示パネル製作品を自立させる紙スタンド
パネルの背面に、両面テープで簡単に取り付けが出来る紙製のスタンドもさまざまなサイズが市販されています。