複数のパワーポイントのスライドを1枚にまとめる方法【Mac編】
目 次
複数のパワーポイントのスライドを1枚にまとめる【Macの場合】
学会ポスターなど大型ポスターを作成される場合に、複数のパワーポイントのスライドを1枚にまとめる方法をご紹介します。
今回は12枚のスライドを1枚にレイアウトしてB0サイズ(1030×1456mm)のポスターを作ることを前提でご説明します。
Macの場合、各スライドを一旦pdfにすべて書き出してから、そのpdfファイルをベースとなる新規ページへと配置していきます。
※配置後はpdfに変換した各スライドのテキストなどは修正できません。
(1)PowerPoint原稿データの各スライドを別名で保存
PowerPointの原稿データを開き「名前を付けて保存」でフォーマット(保存形式)をpdfにして全てのスライドを保存します。
Mac版のバージョン2011までの方は下の(2)に進んでください。
バージョン2016(Office365)の方はここからもうひと手間必要になりました。
書き出したpdfファイルを個々に分割しないと(2)の新規ページに配置ができません。
方法としては出来上がったpdfファイルを、Macに標準で入っている「プレビュー」というアプリを使います。
「プレビュー」はpdfファイルが開けるだけでなく、下記の方法で簡単に分割が可能です(逆の手順で統合も出来ます)。
1.pdfを「プレビュー」で開く。
2.「プレビュー」の上部にある「表示」から「サムネイル」を選択すると、「プレビュー」の右側に個々のスライドのサムネイルが表示されます。
3.表示された個々のスライドをデスクトップや、任意のフォルダに1つずつ持っていきます。
これで1つのpdfファイルから、全てのスライドをまとめたpdfファイルが出来ました。 これで準備完了です。
(2)ベースとなるページを仕上がりサイズに合わせて新規作成
ページ(スライド)を新規作成した場合、 初期設定は「画面に合わせる」となりますが、これを作成するポスターの仕上がりサイズに変更します。
※Mac版PowerPointのページ(スライド)のサイズの変更の場所
ファイル>ページ設定
※PowerPointのページ設定には制限があり、幅と高さは「142.2cm」以上のサイズに設定することが出来ません。A1サイズやA0サイズなどは原寸で設定できますが、B0サイズ(103cm×145.6cm)や 90cm×180cm などの特大サイズの場合は、縦横同比率の縮小サイズで設定します。
また、縮小の場合でも可能な限り大きめのサイズで設定しましょう。
●縮小サイズでのページ設定例
例)「B0サイズ(103cm×145.6cm)」の縮小サイズ「99.04cm×140cm」に設定
B0ポスターのベースとなるページが出来ました。
3)新規ページに各スライドを配置
(1)で作成したpdfデータを「 挿入 → 写真 → ファイルからの画像 」の手順で、レイアウトしていきます。
※バージョンによっては「 挿入 → 図 → ファイルから 」となります。
配置し終わったスライドは好きな位置に拡大・縮小してレイアウトが可能です。
★サイビッグネットの下記本サイトで、より詳しくご説明しています。
各種サイズのテンプレートもご準備していますので是非ご活用ください。